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クロスカブ110にAT限定で乗れるかどうか気になっている方は多いのではないでしょうか。とくに、普通免許しか持っていない方や、これから小型AT限定免許の取得を検討している方にとって、クロスカブ110の免許区分や運転の可否は重要なポイントです。クロスカブ110は、ギア付きでありながらAT限定で運転できる珍しいバイクの一つであり、その仕組みや理由を正しく理解しておくことが大切です。
この記事では、クロスカブ110に必要な免許や取得費用、乗り出し価格の目安、さらには中古のメリットや新型モデルまでをわかりやすく解説します。また、普通免許との違い、二輪 AT限定はいつから可能になったのかといった背景情報も丁寧に紹介していきます。
初めてバイクに乗る方でも安心して読み進められる内容となっていますので、AT限定でクロスカブ110に乗ることを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
ポイント
- クロスカブ110がAT限定免許で運転できる理由
- 普通免許ではクロスカブ110に乗れないこと
- 小型AT限定免許の取得方法と費用の目安
- クロスカブ110の価格や中古・新型モデルの特徴
クロスカブ110 AT限定免許で運転できる?

- クロスカブ110は普通免許で乗れる?
- 小型AT限定免許の費用と取得方法
- 二輪 AT限定はいつから可能に?
- クロスカブ110の免許区分と特徴
クロスカブ110は普通免許で乗れる?

結論から言うと、クロスカブ110は普通自動車免許だけでは運転できません。必要なのは、原付二種と呼ばれる排気量50cc超〜125cc以下のバイクを対象とした「二輪免許」です。クロスカブ110の排気量は109ccであるため、法律上は原付二種に該当します。
では、どの免許が必要になるのでしょうか。一般的には「普通二輪免許(小型限定可)」または「小型AT限定免許」があれば運転可能です。ここでポイントになるのが、“AT限定”でもクロスカブ110に乗れるという点です。4速ギア付きのミッションバイクであるにもかかわらず、AT免許で乗れる理由は、クラッチ操作を手で行う必要がない“自動遠心クラッチ”が採用されているからです。
この「クラッチレバーを使わない構造」によって、クロスカブ110はAT車扱いとなり、AT限定免許でも運転が許可されています。つまり、ギア操作は必要でも「左手でのクラッチ操作」がなければAT車として認められる、という法解釈に基づいています。
ただし、誤解してはいけないのは「自動車のAT免許では乗れない」ということです。普通免許だけしか持っていない方は、バイク用の二輪免許を新たに取得する必要があります。また、AT限定で運転できるとはいえ、操作には多少の慣れが必要であり、教習所では変速の練習も行うことになります。
したがって、「普通免許でクロスカブ110に乗れるか?」という質問に対しては、乗れないというのが正確な答えです。ただし、小型AT限定免許を取得すれば、意外と手軽に乗れることも事実です。
小型AT限定免許の費用と取得方法

現在、多くの人に注目されているのが「普通二輪小型AT限定免許(通称:小型AT限定免許)」です。この免許を取得すれば、クロスカブ110をはじめとする原付二種のAT車に乗れるようになります。
教習所でこの免許を取得する場合、すでに普通自動車免許を持っているかどうかで費用と期間が異なります。普通免許を所持している方であれば、学科試験は免除され、技能教習のみで最短2日間、費用はおおよそ8〜13万円前後が目安となります。地域や教習所によって若干の差はありますが、比較的リーズナブルな設定です。
取得の流れとしては、まず指定教習所に申し込み、技能教習を受けます。その後、卒業検定に合格すれば運転免許センターで免許の交付を受けるという手順です。ちなみに、教習時間は技能教習のみで最短8時限(所持免許によって異なる)となっており、1日4時限まで受講可能なため、短期間での取得が可能です。
注意すべき点としては、小型AT限定免許はあくまで「AT車専用」であるということです。左手でクラッチを操作するMTバイクには乗ることができません。たとえば、クラッチ付きのスポーツタイプのバイクを将来的に検討している場合は、小型ATではなく普通二輪免許(MT)を取得する方が柔軟性があります。
一方で、クロスカブ110のように自動遠心クラッチを採用した車種であれば、AT限定でも運転可能です。実際、カブシリーズは変速付きでありながらクラッチ操作が不要なため、AT車として扱われています。
このように、小型AT限定免許は比較的安価かつ短期間で取得できる点が魅力です。クロスカブ110に乗るだけが目的であれば、コストパフォーマンスの高い選択肢と言えるでしょう。
二輪 AT限定はいつから可能に?

AT限定の二輪免許が導入されたのは、2005年6月のことです。この制度改正によって、普通自動二輪免許に「AT限定」という区分が新たに設けられました。これにより、変速操作を必要としないスクーターなどのオートマチック車に限って、排気量125cc以下のバイクにも乗ることが可能になりました。たとえば、ホンダの「リード」や「PCX」といった人気車種は、このAT限定免許で運転することができます。
このような制度が設けられた背景には、バイクの多様化と都市部での利便性向上へのニーズがあります。とくにAT車は操作が簡単で、初めてバイクに乗る人でも比較的すぐに慣れることができるという特徴があります。多くの人が安心してバイクに乗れるようになることを目指して、AT限定の仕組みはつくられました。
そして2018年7月には、普通自動車免許をすでに持っている人を対象に、小型AT限定二輪免許の取得がより簡単になる教習カリキュラムの見直しが実施されました。この改正により、最短2日間で教習を終えられるようになり、実際に免許取得へのハードルが大きく下がったといえます。
もしかしたら、これまで「バイクの免許を取るのは大変そう」と感じていた人にとって、この改正は大きな後押しとなったはずです。現在では、通勤や買い物など、日常の移動手段として125cc以下のATバイクを選ぶ人も増えています。AT限定免許は、そのようなライフスタイルの変化を支える存在となっているのです。
クロスカブ110の免許区分と特徴

クロスカブ110は、排気量109ccの原付二種(第二種原動機付自転車)に分類されます。したがって、運転には原付一種(50cc以下)とは異なる免許が必要です。ここでは、クロスカブ110を運転するための免許区分と車体の特徴について整理しておきましょう。
まず、免許の種類として必要になるのは、以下のいずれかです。
- 普通二輪免許(小型限定含む)
- 普通二輪AT限定免許(小型)
クロスカブ110は、手動でギアチェンジを行う4速リターン式ですが、「左手でクラッチを操作する必要がない自動遠心クラッチ式」であるため、AT限定免許でも運転が認められています。つまり、構造上はマニュアル車に近い印象を持たれることもありますが、法的にはAT扱いとなります。
操作性と積載性

次に、クロスカブ110の代表的な特徴として挙げられるのが、その操作性と積載性です。セミブロックタイヤ、可倒式ステップ、大型リアキャリア、アップライトなハンドルなど、アウトドアユースやツーリングに適した装備が満載です。また、車両重量は107kgと非常に軽く、取り回しも良好です。
さらに、燃費の良さも魅力です。定地燃費値で67.0km/L、WMTCモード値では67.9km/Lを記録しており、日常使いにも経済的です。これにより、通勤や通学、買い物だけでなく、週末のレジャー用途にも幅広く対応できます。
一方で、注意すべき点として、AT限定免許で乗れるとはいえ、シフト操作に多少の慣れが必要です。完全なスクーターとは異なり、足元での変速に慣れるまでに少し時間がかかることがあります。
このように、クロスカブ110はAT限定でも乗れる手軽さと、実用性・デザイン性を兼ね備えた魅力的な原付二種バイクです。免許区分をしっかり理解した上で、自分に合った乗り方を考えることが重要です。
クロスカブ110 AT限定の購入ガイド

- クロスカブ110 乗り出し価格の目安
- クロスカブ110 中古はお得か?
- クロスカブ110の変更点
- クロスカブ110 カラー人気ランキング
クロスカブ110 乗り出し価格の目安

クロスカブ110の購入を検討する際に気になるのが、乗り出し価格の総額です。車両本体価格だけでなく、登録費用や保険料、納車整備代などを含めた「実際にバイクが手元に届くまでの総額」は、想定より高くなることもあるため注意が必要です。
現在、メーカー希望小売価格は363,000円(税込)となっています。これはあくまで車両本体のみの価格であり、販売店によって異なる諸費用が加算されます。一般的な販売店での乗り出し価格の目安は、38万円〜42万円程度が相場です。
具体的な費用の内訳としては、登録手数料や納車整備費用、重量税や自賠責保険料が含まれます。自賠責保険は1年で6,910円、2年で8,560円です。これに加え、任意保険への加入、ヘルメットやU字ロックなどの用品を一緒に購入する場合は、さらに数万円の追加費用がかかります。
また、ローンで購入する際には金利負担も加わるため、支払総額は販売価格以上になる点にも注意が必要です。一括払いが難しい場合は、金利や月額負担をよく比較検討することをおすすめします。
クロスカブ110は車両価格の割に装備が充実しており、価格以上の満足感を得やすいモデルです。しかし、乗り出し総額で見ると予算をやや超えるケースもあるため、初期費用を把握したうえで余裕のある資金計画を立てることが大切です。
クロスカブ110 中古はお得か?

新車と比較してコストを抑えられる中古車は、クロスカブ110においても人気の選択肢です。中古車はお得なのか?と聞かれれば、「条件が合えば十分にお得」と答えることができます。
中古のクロスカブ110は、年式や走行距離、状態によって価格に大きな幅があります。たとえば、比較的新しい2022年以降のモデルで走行距離が少ない個体であれば、本体価格30万円台前半〜後半で流通しています。乗り出し価格でも35万円前後から手に入ることもあり、新車よりも数万円安く購入できるケースが多いです。
しかし、価格の安さだけに注目するのはおすすめできません。年式が古かったり、カスタム履歴がある場合は、整備状態や純正パーツの有無など、購入前にしっかりと確認する必要があります。特に、クロスカブは人気車種のため中古市場でも回転が早く、良質な車体はすぐに売れてしまう傾向があります。
さらに、クロスカブ110は耐久性が高く、メンテナンス次第で長く使えるモデルですが、保証が付かない個体やメンテナンス履歴が不明確なものは避けるのが無難です。購入後すぐに修理が必要になると、結果的に新車よりも高くついてしまうこともあります。
このように、価格と状態のバランスを見極めることができれば、中古のクロスカブ110は非常にコストパフォーマンスの良い選択肢となります。購入の際は、信頼できる販売店や整備記録のある車両を選ぶことを心がけましょう。
クロスカブ110の変更点

クロスカブ110は、従来モデルの魅力を踏襲しながらも、いくつかのポイントで進化を遂げています。目立った変更点は、デザインの細部調整と排ガス規制対応、そして燃費性能の最適化です。
最新モデルでは、最新の排出ガス規制(令和2年規制)に適合したエンジンを搭載しつつ、従来モデルと同等の燃費性能(定地走行値67.0km/L)をキープしています。これは、電子制御のPGM-FI燃料噴射システムと、新設計のロングストロークエンジンによるものです。
見た目の変化としては、ヘッドライト周りの質感向上や、ボディカラーラインナップの刷新が挙げられます。特に、くまモンバージョンやアウトドア系カラーは引き続き人気があり、個性を楽しむユーザーにも配慮された展開となっています。
さらに、メーターまわりの視認性やデザインも改善されており、走行情報の切り替え表示(時計/TRIP/平均燃費など)がよりスムーズに操作できるようになりました。小さなアップデートではありますが、日常使いの快適性に直結する改良です。
装備や基本構造に大きな変化はないものの、規制対応やデザイン性のブラッシュアップを通じて、より扱いやすく快適なクロスカブへと進化しているといえるでしょう。既存モデルと比較しても、価格差は大きくないため、これから新車で購入する方は最新モデルを選ぶ価値があります。
クロスカブ110 カラー人気ランキング
クロスカブ110の楽しみの一つは、豊富なカラー展開です。特にアウトドア志向のバイクとして設計されているだけに、色によって雰囲気が大きく変わるのが特徴です。
2025年モデルのラインナップには、くまモンバージョンを含む限定モデルもあり、ユーザーの好みに合わせた多様な選択肢が用意されています。カラーとしては、以下のような傾向が見られます。
マットアーマードグリーンメタリック

アウトドアテイストが強く、ミリタリースタイルを好む層に支持されている定番カラーです。特にキャンプやツーリングなどにマッチするデザインとして人気があります。
マットジーンズブルーメタリック

落ち着いた雰囲気と個性を両立できる色として、年齢層を問わず選ばれています。街乗りでも違和感がなく、バランスの取れた印象を与えます。
くまモンバージョン(ブラック×レッド)

特別仕様車として根強い人気を誇ります。遊び心あふれるデザインで、女性や若年層からの支持も高い傾向があります。
一方で、派手なカラーを避けたい人向けにはブラックやグレー系が無難な選択肢とされ、逆に個性を出したい人には限定カラーが好まれる傾向です。
このように、クロスカブ110のカラー選びは「使用目的」や「ライフスタイル」によって最適解が変わるのが特徴です。あくまで人気ランキングは参考程度にし、自分が長く付き合えるカラーを選ぶことが最も重要です。
クロスカブ110 AT限定のポイントまとめ
- クロスカブ110は排気量109ccで原付二種に分類される
- 普通自動車免許だけでは運転できない
- 小型AT限定免許があればクロスカブ110に乗れる
- 自動遠心クラッチ採用でAT車扱いとなっている
- クラッチ操作がないためAT限定でも法的に運転可能
- AT限定二輪免許の制度は2005年から始まった
- 2018年に教習時間短縮で取得しやすくなった
- 小型AT限定は最短2日で取得可能
- 教習費用は8~13万円程度で比較的安価
- クロスカブ110のメーカー希望価格は税込363,000円
- 乗り出し価格は38〜42万円が目安
- 中古車は状態によっては新車より5〜8万円安くなることもある
- 新型2025年モデルは排ガス規制に対応しつつ燃費性能を維持
- 人気カラーはマットグリーンやくまモンバージョンなど
- カブ系バイクは経済性とアウトドア性能を両立している